2014年6月26日

ドモンジョ わたしの家族 4

domoちゃん_003
Takayasu Hattori

それにしても、さて、子猫をどうしようか、と思った。すぐに飼いはじめるのも何かしら。どうなのかしら。いや、まてよ。ドモちゃんに訊いてみよう。目をつぶって、ドモちゃんにアクセスしてみた。ドモちゃん、亡くなって、すぐにあたらしく仔猫をもらったりするのって、どうなのですか? ドモちゃんからすぐに返答がきた。「そういうつまらないことに頓着するのは人間だけだ」。ふーん。感心してしまった。猫のいうことはすごいな。整体へ行ってこのことを話したら、「亡くなったペットは、あたらしくきたペットのしつけをするらしいですよ」ですって。霊体となって、仔猫の世話をかいがいしくするドモちゃんの姿を想像してみた。整体師のいうこともすごいな。これら4枚の写真は、20年前のもの。なぜ、あの日、八ちゃんこと服部貴康(のちに『ただの犬。』を発刊することとなる/現在、角川文庫に収録あり)を誘ったのか記憶にないが、東京都動物愛護相談センター(八幡山)にカメラ好きの大学生だった八ちゃんと一緒に行き、もうすぐ処分されるという仔猫たちの中から、猫をもらってきた。それがドモちゃん。ミルクティー色した、チャーミングで賢い猫だった。実家のある田舎へ行ってからは、鼠もうまく穫った。