2013年7月31日

あたらしいことへの、ちいさな挑戦

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© Ittetsu Matsuoka

文章を書いていく中で、何でもいいけれど、こう、厳しいひとこととか、ちょっと誰かや何かを批判しているような内容なんかが入ると、目がはっと覚めるようで、しかも、書いている人が一瞬正統化されるようでもあるし(指摘が鋭ければ鋭いほど)、またいってみたら、「あれはどうなの」「これはいかがなものか」などと、大勢の人の前でいうっていうのは、さぞかしすっきりすることであろうし、ええ、ええ、やってみたいです、でも、わたしは、できるかぎりやらないように決めている。批判めいたことをぴしゃりと入れたが最後、「これまで」の世の中にあった、ある種の文章たちと同じになってしまう。それらしく、見えるのだけれど、ネ。肯定だけで書くのはむずかしいのだ。って、この文章だって結局同じじゃん、っていわれたらそうかもしれないけれど。いずれにせよ、わたしは文章を書くとき、そのことに、こころを砕いて、とても注意をしている。あまりに地味なとりくみではあるのだけれど、わたしは、そういう方向でのあたらしいことに挑戦をしたいと考えている。