『服部みれい詩集 甘い、甘い、甘くて甘い』
- エムエム・ブックス=刊
- 2011年9月1日発売
高校生の頃から詩を書いてはいたのですが、不思議と誰かに見せようと思ったことはありませんでした。詩は、ただ自分のためだけに書いていたのです。一介の商業ライターが、誰もいない部屋でこっそりする「おなら」みたいなものでした。当時、ある「リトルプレス展」への出展用に、ZINEみたいな、かわいいものをつくろうと思いついたのですが、せっかくなら少し多く刷ろうと、1000部、自費でつくったのです。自分で編集もしました。「甘い、甘い、甘くて甘い」「男より男」「女より女」「うつくしくて、うつくしくて、うつくしい」の4章で構成。その後、詩の朗読や、本格的な詩集の発刊もするように。その出発点がこの本です。